2005年 12月 25日
大橋巨泉氏の週刊現代の記事によると、ニュージーランドで室内禁煙法が施行されて一年になるそうです。この法律は学校や病院はもちろん、飲み屋であれ、カジノであれ、職場であれ、とにかく屋内の公共の場所はすべて禁煙とするものらしいです。 だから喫煙者は屋外か、自分の家か、自分の車の中でしかタバコを吸えないことになります。 日本でこのような法案が提出されると、たくさんの業者や団体が猛反対して法案をつぶしてしまうことでしょう。実際にニュージーランドでも客数が減少するとのことで反対もあったようです。 しかし実際には客数は思ったほど減らず、むしろ客数が増えた業種や店舗もあるようです。なぜかというと、今までは煙が立ち込めていた店に行くのを敬遠していた非喫煙者が、店に来るようになったこと。もうひとつは実際にタバコをやめる人が増えて、客数の減少にはつながらなかったということです。 このほかにも、タバコの煙が無くなって、環境が良くなったので従業員を採用しやすくなったこと、またタバコの煙でカーテンや家具類を定期的に取り替える必要が無くなったので、店内の什器備品類に高級品を採用するところが増えたことなどが報告されているそうです。 日本では客数が減少するのを心配して、全面禁煙に踏み切れないレストランがたくさんありますが、思い切って室内禁煙法を作ってしまえば、人々はそれに合わせて行動すると言うことをニュージーランドの例は示していると思います。 タバコはもともと必要の無いものなので、法律が出来れば禁煙に踏み切る人が多数出てくると思います。チャンスさえあれば何とかして禁煙したいという、禁煙願望の喫煙者は6割以上いるという調査結果もあるようですし。早く日本でも室内禁煙法が成立して欲しいと思います。
by howsoonjp
| 2005-12-25 12:06
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