2005年 12月 15日
2006年度税制改正で、児童手当拡充の財源を確保するため、タバコ税率を1本につき1円引き上げることが決まったようである。 だが、これはよく考えるとおかしな事ではないだろうか。家庭や路上で少なからず子供たちに害を与えているタバコの税収を、児童手当に充当するということに、抵抗感を感じる人も多いのではないだろうか。 JTはCMで、「あなたの喫煙が児童手当の支給に役立っています。もっとタバコを吸いましょう。」と言い出すかもしれない。そこまで露骨でなくても、広告の片隅に、「タバコは子供の役に立っています。」ぐらいのことは書きかねない。 喫煙の言い訳に使う人もいるかもしれない。 「あなた、またタバコの値上げよ。そろそろ本気で禁煙したら?」 「なに言ってんだよ。俺のタバコが子供を助けてるんだよ。」 肺癌だけでなく体のあらゆる器官にタバコが有害であるということが明らかになっているのに、その売り上げと児童手当が結びつくという今回の税制はすっきりとは受け入れ難い。 児童手当をもらって喜んでいたら、喫煙する父親が肺癌で入院して、手当てどころではない金がかかってしまった。などどいう笑えない話が実際に起こりうる。 もはや時代の流れは、「タバコの税収は喫煙撲滅のキャンペーンにこそ使われるべきである。」という方向に向いているのではないだろうか。
by howsoonjp
| 2005-12-15 16:39
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