楽しむ禁煙:心も体も自由へ羽ばたこう!

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2005年 09月 02日

タバコが精神に及ぼす影響

喫煙によって生じる最大の健康障害は、精神をニコチンに支配されてしまうニコチン依存症です。ニコチンには麻薬と同等の依存性があり、アルコールよりはるかに大きな健康破壊能力があります。タバコは嗜好〈しこう〉品ではなく依存性薬物で、本来麻薬や覚せい剤と同様に、法律で使用と製造を制限されるべき製品ですが、タバコ会社が巨大な資金力で国家行政とマスメディアを操〈あやつ〉っているためになかなか規制が進みません。

 ニコチンは脳の神経のシナプスにおいて神経伝達物質に成り代わり、神経回路を誤動作させて薬理作用を発揮します。ニコチン依存症におちいると、シナプスが過剰反応に慣れて機能低下を起こします。ニコチンなしでは神経回路が正常に機能しなくなり、不快な離脱症状が起こりますが、ニコチンが離脱症状を解消するからといって、これをニコチンの効用とは呼べません。ニコチンのない状態がしばらく続けば、シナプスの機能は正常化します。

 喫煙者は「喫煙がストレスを解消する」「集中力を高める」と感じますが、ストレスの多くはむしろ喫煙習慣によって生じていたり、ニコチンの離脱症状によって増幅されていたりするストレスです。喫煙しているうちは「タバコなしでは生きられない」と思いこみますが、これはニコチン依存症によって起こる錯覚で、禁煙に成功したあとはストレスが減り、ニコチンなしでも集中力が持続します。記憶力や反応速度も上昇し、脳の本来の力を発揮できるようになります。

 ニコチン依存症におちいると、タバコのことに関してだけ正常な思考ができなくなります。価値観にゆがみが生じて、タバコが何ものにも変えがたい大事なものに思えてきます。根拠なく受動喫煙の害を否定して、自分の喫煙を正当化しようとする人もいます。喫煙から脱する第一歩は、「喫煙は考え方をねじまげてしまうニコチン依存症という病気である」と自覚することにあります。

 低年齢から開始した喫煙は重度のニコチン依存症を引き起こします。未成年喫煙を防止しなければならない最大の理由がここにありますが、同時に、タバコ業界が自販機撤廃や年齢確認徹底を行おうとしない理由もここにあります。今のところ、このもくろみは成功しており、未成年喫煙は激増しています。日本のタバコ消費の6分の1は未成年によるものです。

 ニコチンには不眠症を起こす作用があり、喫煙者では寝つきが悪く、悪夢を見やすい傾向があります。

 喫煙はパニック障害とパニック発作の発生リスクを数倍に上昇させ、治療に使われる薬物(SSRI)の効果を弱めます。パニック障害と類縁の病気である広場恐怖症、社会恐怖症、特定恐怖症、特定不能の恐怖症、外傷後ストレス障害においても、喫煙との関連が示唆〈しさ〉されています。

【タバコ病辞典より引用】
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by howsoonjp | 2005-09-02 16:00


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